なんとなくモヤモヤする毎日だった

毎日をこなしているのに、なぜか気持ちが落ち着かない。
やりたいことがあるのに進めない。
周りばかり気にして比べては落ち込む。
気づけばスマホばかり見ていて、頭の中はずっとざわざわしている。
そんな時期が、私にもありました。
忙しさや気づかぬストレスの中で、「自分がどうしたいのか」さえ分からなくなる瞬間。
だからこそ、あえて立ち止まって「自分と対話する時間」が必要だったのかもしれません。
『ひとり会議ワークブック』ってどんな本?

この本は、ただ読むだけの本ではなく、“書き込む”ことを前提に作られたワークブックです。
1ページごとに、問いかけや空白があって、自分自身の言葉で埋めていくスタイル。
実はこの本は、「self0(セルフゼロ)」という、ひとり会議用のノートやワークシートを展開しているブランドが手がけています。
「自分と向き合う時間をもっと気軽に、もっと自由に」といったコンセプトで、
日常の中に“内省の時間”を持つことの大切さを発信しているブランドなんです。
テーマは「人生」「人間関係」「将来」「自分らしさ」などさまざまで、
読みながら書いていくことで、まるで“自分とひとり会議”をしているような感覚になれます。
構えすぎず、でも深い問いにスッと入れるようなやさしい文章も魅力的で、自然と心の奥にあったことが、言葉としてあらわれてくる。
そしてカラフルで可愛いイラストやデザインに心が弾む感覚。
そんなキラキラした時間が流れる本でした。
実際にやってみてよかったこと

私がこの本を読んで一番良かったのは、「自分の思考と感情が整理された」ことです。
普段は無視していた小さな不安や、曖昧にしていた気持ちが、
書くことでふわっと浮かび上がって、ようやく見えてきたんです。
たとえば「最近うれしかったこと」を書こうとしても、
最初は思いつかなくて、でもゆっくり考えて1つ思い出すと、どんどん出てくる。
そんな風に、“自分の内側にある宝物”に気づけたような感覚でした。
書く作業って、ただアウトプットするだけじゃなく、心をやさしくほぐしてくれるような時間でもあるんだなと感じました。
こんな人におすすめです

この本は、こんな方におすすめしたいなと思います。
自分の気持ちを整理したい人
日々のもやもや、感情の揺れ。
それらを丁寧に言葉にしてみたいと感じている方には、とても心強い一冊になるはずです。
フリーランス・副業・起業準備中の人
自分の方向性や「これからどうしたいか」をじっくり見つめたい時、ひとり会議のワークがあなたの強みを見つける良いヒントになります。
「やりたいことはあるけれど、うまく整理できない」という時に特におすすめです。
セラピストや、心に関わる仕事をしている人
自分の感情や思考を整えることは、誰かを支える仕事においてもとても大切。
自己理解や感情のケアとしても、活用できます。
忙しいけど、自分と向き合いたい人
ついスマホやSNSに時間を取られがちでも、「5分だけ」と決めてこの本のワークを1つ書くことで、心が整っていく感覚があります。
短時間でも取り組める手軽さも魅力です。
朝、まだ思考がクリアなときにやってみるのが個人的にはおすすめ!
書くこと・ノートが好きな人
手帳タイム、朝ノート、ジャーナリングなどが好きな方には、間違いなく楽しめるワークブック。
書くことで、自分の思考と感情にしっかり出会える1冊です。
また、書くのは好きなのに何を書いたら良いのかわからない、ジャーナリング初心者にもおすすめ。
書くことは、自分へのやさしさ

このワークブックに取り組んで、あらためて感じたのは、「書くことって、自分をやさしく整える行為なんだな」ということでした。
私たちは、誰かのためにはたくさん時間を使うのに、自分のための時間は後回しにしてしまいがち。
でも、本当の心の声は、自分と向き合う時間の中にしか聞こえてこない。
1日5分でも10分でもいい。
ノートとペンがあれば始められる、わたしとの会話。
『ひとり会議ワークブック』は、そんな時間をつくるきっかけになる本だと思います。
ぜひ、あなたも“自分との対話”をはじめてみませんか?
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